普通のカラーリングと違うの?
「植物性で優しい」んでしょ?
染め方に違いはあるの?
細かく説明するから、見てね!
ヘナって何?
ミソハギ科の植物の名前です。古くから染料として使用されてきたハーブです。
その昔はクレオパトラも愛用していたとか…。
葉っぱを乾燥させて粉状にしたものをお湯に溶いて、染めたいところに塗ります。
日本では主に髪の毛を染める際に使用することが多いですが、眉、爪、手足、ボディーなどにもオシャレとして使用することもあります。
原産は北アフリカ、南西アジア、オーストラリアなど、熱帯乾燥地域で育てられています。
葉っぱの収穫時期や地域によって、発色の差がありますが、「それも自然の物だから…」という優しい気持ちで捉えておくといいでしょう。
ヘナの種類
ヘナには大きく分けて2種類あります。
- ナチュラルヘナ
- ケミカルヘナ(ヘナ+ジアミン系化学染料)
『自然の染料』だからこそ使ってみたい!って思ってるのに、実はガッツリ「ジアミン系化学染料」が入っているものが多く出回っています。
「ジアミン系化学染料」は普通のカラーリングの材料です。
アレルギーも起こしやすい、肌荒れにもなりやすい、髪の毛も痛みやすい…そういった物をいれてしまっている「ケミカルヘナ」はハッキリ言ってお肌にも髪にも良い物とは言えませんよね。
「優しい染料を使いたい」って思ってる方は、先ずそこのところを確認された方がいいでしょう。
ただし、「ナチュラルヘナ」だからといってアレルギーを起こさないわけではありません。
自然の物でアレルギーを起こすものってたくさんありますので、必ずパッチテストをしてから行ってください。
ヘナの特徴
良い点の特徴
- 地肌に優しい
- 髪の毛に優しい
- ダメージがない
- 髪の毛の内部のケラチンタンパクに絡みついて発色するので、髪の毛がしっかりしてくる(耐震補強されるイメージ)
- キューティクルを補強してコーティングするので間充物質が流れ出にくい
- 被膜を形成してツヤが出る
- ハリ、コシがアップする
- 地肌の保湿
など、いろいろなうれしい効果があるのが特徴です。
悪い点の特徴
- においが独特
- 髪を明るくできない
- 色味がオレンジ系
- 時間がかかる
マイナス点として「におい」が独特です。
「好き」っていう人もいれば、「嫌い」っていう人もいてこれは正直個人差なのかなぁ、と思います。
また、色味がインディゴを除くとオレンジ系がほとんどで、カラーリングではよくある寒色系のブラウンを出したくても出すことができません。そして、黒髪を明るくする作用がないので「明るめ希望」の方にはヘナでは難しいといえます。
この様な人にオススメ
- ハリコシがなくネコっ毛の人
- 長年の白髪染めで頭皮と髪が心配になってきた人
- 歳を取るにつれて髪が薄くなってきた人
- ツヤがなくパサパサな髪の人
- 自然派志向の人
基本的には「白髪」の方が染めることが多いです。
黒髪を明るくする作用がないので、茶髪にしたい方には向きません。
実際の工程
①ボールにお湯を入れます
当店ではここにトリートメント効果のある水も入れます
②ヘナを入れます
③よ~~~く混ぜます
だまにならないように、しっかりと!
④シャンプーをして、整髪料や汚れをしっかり落とします。
この時にコンディショナーやトリートメントはつけません。
必ず顔周りにプロテクトクリームを塗り、耳キャップをしてください。
⑤刷毛で地肌から髪の毛の毛先まで塗ります。
たっぷり目に塗った方が白髪に色が入りやすくなります。
⑥加温します。
今回は専用の加温キャップ(ハット?)ですが、サロンによっては大きな加温機を使用します。
キャップをかぶったらみんな笑います!
「ピース」しちゃってるしね(笑)。
前から見ると、「メーテル」みたいな感じです。
この状態で45分おきます。
⑦45分後に加温キャップを外して冷まします。この時に色がしっかりと入っていきますので、この時間を省いてはいけません。
「クーリングタイム」は15分です。チェックしてみて色が薄いようだったらさらに5分追加します。
⑧しっかりと乳化をしてシャンプーします。
⑨洗い上がったら、ブローします。
ツヤがキレイですね‼
この後、2日間くらいをかけてさらに色味がしっかりとしていきます。
ご自宅でシャンプーされる際はしばらくの間色が出る可能性があるので、汚れても大丈夫なタオルを使用してください。また、濡れたままにしていると、洋服の襟周りや枕などにも色がつく場合がありますので、必ずドライヤーで乾かしてください。
お客様の感想
《50代 女性経営者様》
2週間経つといつもならゴワゴワしてくるのに、やっぱり艶々!このカラーは特別です。半信半疑でしたが…(笑)。
ずっと髪が柔らかく、少なく、コシがないのが悩みでした。
続けていくと、さらにハリコシでますよ!との長谷川さんの言葉が嬉しく、楽しみです。
期待以上にツヤが続くのでちょっとビックリです。
ぺた~としやすい、傷みやすい髪の方にはピッタリですよ‼
まとめ
ヘナには「ナチュラルヘナ」と「ケミカルヘナ」があります。
まず最初に「ジアミン配合」なのか、そうじゃないのかをしっかりと確認をされた方がいいでしょう。
髪の毛や頭皮を痛めたくない方はぜひ「ナチュラルヘナ」を使用してください。サロンでお願いする際はその点を担当美容師さんに聞いてみてください。
ハリコシがアップして、ツヤツヤに髪の毛がなるなんて、やらない理由がみつからないほど!
ぜひ1度トライしてみてくださいね‼